【湯河原温泉|神奈川】『源泉宿ゆっくり』宿泊記|自家源泉かけ流し・チェックアウト12時の静かな湯宿

湯河原温泉のプチ湯治記事でも少しご紹介した、宿泊先源泉宿 ゆっくりさん。名前のとおり、とにかくゆっくりできる宿でした。

自家源泉100%かけ流し、チェックアウトはなんと12時。「泊まる」だけでなく「整う」ための宿——そんな印象を受けた1泊2日でした。今回は、この宿に絞って詳しくレポートします。

この記事でわかること
  • 『源泉宿ゆっくり』の部屋・温泉・食事の様子
  • 素泊まり宿での夕食・朝食の選択肢
  • 料金の目安と予約方法

基本情報

宿名源泉宿 ゆっくり
住所神奈川県足柄下郡湯河原町宮上611
電話0465-62-5559
チェックイン15:00〜
チェックアウト〜12:00
食事素泊まり(朝食は別料金・チェックイン時に要予約)
源泉名湯河原温泉
泉質ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
温泉の種類自家源泉100%かけ流し(循環・消毒・加水・加温なし)
支払い現金のみ
受賞じゃらん泊ってよかった宿大賞2018 リピーターが多い温泉宿部門 関東3位

※最新情報は公式サイトじゃらんなどの各旅行サイトご確認ください。

アクセス|湯河原駅から温泉街へ

交通手段ルート備考
電車(東海道線)東京駅→湯河原駅(約1時間30分)グリーン席でゆったり移動が◎
バス湯河原駅→温泉場中央バス停(約15分)宿はバス停近く
徒歩湯河原駅→宿(約25〜30分)上り坂あり・荷物が少なければ可

宿は湯河原温泉街のなかほどに位置しています。徒歩でも行けない距離ではないですが坂道なので、バスを使うのが便利です。荷物があるときは特におすすめです。

お部屋の様子|広縁つきの和室でほっとひと息

案内されたのは、広縁つきの和室。2人くらいだとちょうどよい6畳間。

広縁からは桜が見える

こぢんまりとしていながら、縁側の光がやさしく迎えてくれます。宿泊したのは桜の季節で、窓の外に桜の木が見えて思わずほっとしました。

部屋にはテレビに金庫、広縁のところに冷蔵庫とお茶セットがあります。

タオルや浴衣・歯ブラシなどのアメニティも完備。

浴衣やタオル

宿は昔ながらの建築で音がよく響く構造のため、みなさん自然と静かに過ごしている雰囲気。いたるところに丁寧な案内が掲示してあって、「みんなで湯治のためのよい環境をつくり上げている」感じが伝わってきます。

昔ながらの大きなお屋敷の一室にお邪魔したような感覚——どこか懐かしくて温かい空間でした。

ちなみにバス・トイレ・洗面台は部屋にはなく共用ですが、とても清潔で気持ちよく利用できます。

共用の洗面台

温泉レポート|自家源泉を1日2回換水するこだわりの湯

この宿の一番の魅力は、なんといっても温泉です。

敷地内で地下300メートルから汲み上げた自家源泉を、循環・消毒・加水・加温なしでそのまま浴槽へ。成分を一切損なわない、本物の源泉かけ流しです。

温泉成分表

源泉名湯河原温泉
泉質ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
泉温59.0℃
pH値8.3(弱アルカリ性)
溶存成分(成分総計)1,408mg/kg
主な陽イオンナトリウム(346mg/kg)・カルシウム(111mg/kg)
主な陰イオン塩化物イオン(457mg/kg)・硫酸(298mg/kg)
遊離成分メタケイ酸(96.9mg/kg)・メタほう酸(8.46mg/kg)
成分表ももちろん掲示されています

入浴レポート

浴槽は2つあり、日をまたいで男女入れ替えになります。

浴槽①|たぬきさんがお出迎えしてくれる浴槽
浴槽②|シンプルながら広くて開放感のある浴槽

どちらも2人ほどがちょうどよく入れるこぶりなサイズ。そのため、温泉は鮮度が良い。片方はたぬきさんのオブジェがお出迎えしてくれ、愛らしい雰囲気です。

掛け湯をした瞬間、熱さにびっくり。43℃前後に調整しているとのことですが、体感では草津温泉より熱く感じるほど。最初はじっとしているのがやっとでしたが、だんだんとからだが慣れてきます。

湯船にずぶりと身を沈めると、手足の末端までピリピリと刺激が走ります。毛細血管の隅々まで血が届いている——そんな感覚です。一度出て少し休憩し、もう一度入る。これを繰り返すだけで、重たかった肩こりがほぐれていくのがわかりました。

湯上がり後は、しばらく経ってもからだがほかほかしたまま。背中からじんわりと汗がにじんできて、「湯上がりにここまで汗をかいたのははじめて!」と驚くほどでした。湯ざわりはさっぱりしていますが、お肌はしっとりめです。

雨の日に訪れたのですが、窓の外の雨音と湯けむりがなんとも風情があって、時間を忘れてしまいそうでした。

ちなみに、熱いため長湯できるタイプの温泉ではないので、人とかぶるということはあっても混雑するということはありませんでした。各階廊下に温泉の入り口をうつしたモニターがあるので、今温泉に何人入っているかを確認することができます。

スリッパの数で温泉利用人数がわかります

入り口に置かれているスリッパが1〜2つの時に行くのがおすすめです

入浴可能時間

この宿の入浴可能時間はチェックイン後から24:00・6:00〜10:00まで。つまり0:00〜6:00・10:00〜15:00は入浴できません。

この時間帯に換水が行われ、男女の浴室も入れ替わります。つまり1日2回、浴槽を丸ごと新鮮な温泉に入れ替えているということ。

これだけこだわっている宿は、なかなかありません。消毒なし・循環なしを実現できるのも、この換水システムがあってこそだと思います。

夕食|向かいのイタリアン『Charly’s』へ

「源泉宿 ゆっくり」は素泊まりが基本。夕食は宿の目の前にあるイタリアンのお店『Charly’s(チャーリーズ)』へ行きました。

ポモドーロのパスタセット(2,200円)に、フルーツワインのまるちびたびーの(700円)をいただきました。パスタセットにはサラダとアペタイザー4種つき。おしゃれな内装で薄暗く、雰囲気のよいお店です。

とてもおしゃれな雰囲気のレストラン

ちなみにCharly’sも現金のみなのでご注意を。

また、湯河原温泉街の平日は飲食店が定休日になりがちなので、事前に宿近隣のレストランや行きたいお店の営業日を確認しておくのがおすすめです。

朝食|数量限定「鮭のカマ焼き定食」がおいしすぎた

朝食は、チェックイン時に希望を伝えれば4種類の定食メニュー(別料金)の中からお願いすることができます。今回は数量限定の「鮭のカマ焼き定食」(1,500円)を9:00でお願いしました。

鮭カマ定食

時間に朝食会場へ行くと、お食事はすでに準備されていました。お味噌汁とごはんはセルフで盛るかたち。おかわり自由で、壁には黙食をお願いする張り紙。落ち着いた湯治宿のような雰囲気です。

肝心のお味は——大ぶりで脂のしっかりのった鮭のカマが絶品で、ごはんをたくさんいただいてしまいました。温泉でからだが温まった翌朝に食べる和定食、これ以上ないくらい沁みます。次に来るときには別の定食も食べてみたいです。

料金・予約まとめ

プラン料金(目安)
素泊まり(1名)約8,000円〜
朝食(鮭のカマ焼き定食)1,500円(別料金)        

公式サイトから予約すると、1名につき250円の割引があります。その他、じゃらんなどの旅行サイトからも予約可能。現地精算の場合は、いずれにしても現金のみなのでご注意ください。

こんな人におすすめ

  • 本物の源泉かけ流し温泉に浸かりたい
  • チェックアウトを急かされずゆっくり過ごしたい
  • 静かな環境でからだを休めたい
  • ひとり旅・少人数でのんびりしたい
  • 東京近郊でプチ湯治気分を味わいたい

まとめ|「ゆっくり」の名に偽りなし。温泉とともにからだを整える宿

「源泉宿 ゆっくり」は、温泉でのんびりするのが好きな人にとっては理想に近い宿でした。

自家源泉を1日2回換水するという徹底したこだわり。チェックアウト12時というゆとりの時間設計。そして宿全体に流れる静かで温かい雰囲気。すべてが「ここに来た人にゆっくりしてほしい」という思いから来ているのだと感じました。名前どおりですね!

東京から1時間半で行けるのも、このお宿ー…ひいては湯河原温泉の魅力のひとつ。ぜひからだを整える時間を過ごしてみてください。

温泉と、暮らしていきましょう🌿

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