※本記事はプロモーションを含みます
2026年9月、鳥取県の三朝(みささ)温泉にある老舗旅館『依山楼岩崎(いざんろういわさき)』に2泊してきました。
『依山楼岩崎』は大正9年(1920年)創業。鳥取県の名勝に指定された庭園を持つ、大きな老舗旅館です。いちばんの魅力は、庭園のなかをめぐるように入れる 回遊式の大庭園露天風呂。いろいろな浴槽を渡り歩きながら、自然のなかでゆっくりお湯に浸かれます。
この記事では、お部屋・温泉・お食事の様子と、2泊してわかったよかったところ・気になったところを、正直にレポートします🌿
- アクセス(倉吉駅からの送迎バス)
- お部屋・館内(庭園・ラウンジ)の様子
- 温泉|回遊式大庭園露天風呂「山の湯」とミストサウナ
- 食事|夕食・朝食の内容
- 料金と予約のポイント
- 2泊して感じたからだの変化と気になった点
- おまけ|滞在中に訪れた場所(青山剛昌ふるさと館・温泉街の足湯・すーはー温泉)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 『依山楼岩崎』(三朝温泉) |
| 住所 | 〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝365-1 |
| 電話 | 0858-43-0111(受付9:00〜19:00) |
| チェックイン/アウト | 15:00/11:00 |
| 創業 | 大正9年(1920年) |
| お風呂 | 回遊式大庭園露天風呂「山の湯」(大小12か所の大浴場・露天風呂)、ミストサウナ、貸切露天風呂「独山の湯」(有料) |
| 入浴時間(宿泊者) | チェックイン〜24:00/5:00〜10:00(早朝5:00に男女入れ替え) |
| 日帰り入浴 | 平日14:00〜21:00(最終受付20:00)/土日祝11:00〜15:00(最終受付14:00) |
| 送迎 | JR倉吉駅から無料送迎バスあり(要予約) |
| 駐車場 | 無料 |
※料金・時間は変わることがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
アクセス|倉吉駅から無料送迎バスあり
鳥取へは今回も飛行機で向かいました!今のところ、わたしにとってはこれが1番便利です。
| 区間 | 手段 | 時間 |
|---|---|---|
| 羽田空港 → 鳥取空港 | 飛行機 | 9:10 → 10:25 |
| 鳥取空港 → 青山剛昌ふるさと館 | 空港バス | 10:45 → 11:50頃 |
| 青山剛昌ふるさと館 → 倉吉駅 | バス | 13:30頃 → 14:00頃 |
| 倉吉駅 → 『依山楼岩崎』 | 宿の送迎バス | 14:20 → 14:40 |
鳥取空港到着後から送迎までに時間があったため、『青山剛昌ふるさと館』に寄り道しました。(立ち寄った場所は、記事後半の「おまけ」で紹介しています)
宿の送迎バス(JR倉吉駅 ⇄ 依山楼岩崎)
倉吉駅から宿への無料送迎バスがあります。公式HPに送迎の案内が載っているので、利用したい人は確認しましょう。
| 便 | 時間 | 予約 |
|---|---|---|
| お迎え(倉吉駅→宿) | 14:20〜18:00 | 要予約(前日まで) |
| お送り(宿→倉吉駅) | 9:00/10:00/11:00 の定時便 | 要予約(滞在中に予約可) |
所要時間はどちらも約20分です。迎えは事前予約制なので忘れずに。(今回は事前にお電話をいただいて、その時に予約しました)
送迎バスと時間が合わない場合は、倉吉駅からの路線バスを利用していくこともできます。
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
お部屋の様子|リノベーションされた広々とした和洋室
送迎バスで14:40頃に到着し、チェックイン。今回は1番お安いお部屋おまかせのプランをおひとり様で予約。
通していただいたのはベッドのある和洋室。広くてリノベーションされていて、とてもきれい。

旅館といえばのお茶セットに加え、お湯とお水が最初から用意されているのは嬉しいポイント。到着後すぐにお茶をいただけました。

ベッドの手前(入り口付近)にはソファとテーブルがあり、ここでお仕事をしたり、のんびりしたりできます。テーブルの上には鳥取銘菓のお茶請けが鎮座。今回連泊しましたが1日目・2日目でお茶請けの内容が変わっていて、地元の銘菓をいろいろ食べられてとてもよかったです。

もちろん浴衣やタオルに歯ブラシなど、旅館セットも完備。

水回りもリノベーションされており、洗面台・お風呂・トイレもとってもきれい。温泉旅館なのに部屋にお風呂が完備されているのはすごい!



大正創業の歴史ある建物を大切に守りながら、昔ながらのおもてなしを続けている旅館です。
館内の設備
歴史ある建物なものの、館内は隅々まで清掃が行き届いていて、のんびりと気持ちよく過ごすことができました。
庭園
『依山楼岩崎』の庭園は、2023年に鳥取県の名勝に指定されています。庭園内には、昭和11年頃に皇族用の離れとして建てられた「三朝閣」や、茅葺屋根の茶室「扶桑庵」があります。(わたしが訪れたときは、茶室は改修中でした)
庭園は散策自由。少しだけ外を歩き、池の鯉を眺めたり、シオカラトンボがたくさん舞っている様子をのんびり眺めました。

ラウンジ
お庭が臨めるラウンジは基本的に開放されており、景色が抜群に良いので、こちらでゆったりするのもおすすめ。

時間帯によってはドリンクバーを提供してくれています。(15〜19時、7〜11時)旅館到着後はラウンジで喉を潤して一息…、朝は食後にコーヒーをいただいたり。
この景観の中でほっと一息つく時間を、気ままに過ごすことができました。

温泉レポート|庭園のなかをめぐる回遊式露天風呂
依山楼岩崎の温泉は、「回遊式大庭園露天風呂」という名の、庭園の中に作られたかのような大きな温泉。かくいうわたしも、その紹介画像に魅入られ、こちらの旅館に宿泊を決めたといっても過言ではありません。
三朝温泉の泉質
三朝温泉は、世界でも有数のラジウム温泉として知られています。館内に貼られていた三朝温泉紹介の張り紙を見たところ、泉質は3種類「含放射能―ナトリウム―塩化物泉」「含放射能―ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉」「含放射能―単純温泉」に分かれると書いてありました。
館内に掲示されている温泉分析書によると、『依山楼岩崎』のお湯は「単純弱放射能温泉」。単純温泉は刺激が少なく、やさしいお湯といわれています。以前泊まった『清流荘』は「含弱放射能―ナトリウム―塩化物温泉」だったので、三朝温泉の泉質はどこも同じだと思っていたわたしは驚きました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 源泉名 | 岩崎混合泉(3本の源泉の混合泉) |
| 泉質 | 単純弱放射能温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) |
| 泉温 | 56.9℃ |
| pH | pH7.4(弱アルカリ性) |
| ラドン | 18.2マッヘ単位 |
| 溶存物質 | 685mg/kg(ガス性のものを除く) |
| 湧出量 | 毎分84.9L(動力揚湯) |
| 分析 | 令和2年(公益財団法人鳥取県保健事業団) |
※館内に掲示されている温泉分析書より。
回遊式大庭園露天風呂「山の湯」
『依山楼岩崎』の温泉でいちばんのポイントは、庭園のなかにある大小さまざまな浴槽を、めぐるように入れること。「左の湯」と「右の湯」の2つがあり、早朝5:00に男女が入れ替わります。

お湯は無色透明。肌ざわりはまったりしていて、とても良い感じです。何とも表現しがたいのですが、普段入るようなお風呂のお湯にある、トゲトゲした感じや無機質な感じがありません。
温度はかなり入りやすく、万人にマッチするやさしい温度。ただ、温泉オタクになってくると、もうちょっと熱めがほしくなっちゃうんですよねぇ……(やだやだ笑)
とても広い大浴場なので、人が少ない時間帯なら何かしらの浴槽を独り占めできてしまうほど、ゆったりと過ごすことができました。ちょっとしたアトラクションのような広さなので、自分のお気に入りの場所を見つけるのが楽しいです。
【右の湯】は2019年にリニューアルした『古き良き時代のレトロなお風呂』とのこと。
浴槽はたくさんありますが、その中でも右の湯の1番奥にある露天風呂「智者の湯」がとても好きでした。温泉オタク的には、露天風呂は外気に触れるぶんお湯の鮮度が気になるところ…なのですが、景観がとてもよくてお気に入りでした。

【左の湯】は2025年リニューアルの『野趣あふれる庭園風呂』。こちらは全体の造りが面白く、ジャグジーなどもあるので、よりアトラクション味があります。
こちらのお気に入りは「投入堂洞窟風呂」。中は壁も天井も囲まれた岩風呂なので体を壁にもたれかけやすく、縮こまってじっとしながら、ぼーっと瞑想してました(笑)

どちらも趣向が大きく異なるので、1泊だけの方も、朝は少し早起きして両方入ってみてください。

後述しますが、温泉は消毒をしているようです(詳細は不明)。公式サイトでは浴槽ごとに詳しく紹介されていて、「源泉掛け流し」と記載があるところは消毒はしていない(もしくはしているが循環はせずかけ流し)なのかもしれません(※推測)。
泉質に強くこだわる人はこうした浴槽に多めに入るといいかも。
ミストサウナ|すーはー温泉とは「似て非なるもの」
右の湯にも左の湯にも、温泉を使ったミストサウナがあります。
三朝温泉の『すーはー温泉』と同じようなイメージで入ってみたのですが、こちらは(当たり前ですが)ミストがたくさん出ていて肌が潤うサウナ、あちらは温泉の蒸気に包まれて汗がとっても噴き出てくる部屋、…という感じで、個人的には「似て非なるもの」という印象でした。
気になって、2日目に実際にすーはー温泉にも行って比べてきました。ミストサウナも楽しみつつ、すーはー温泉は別ベクトルで楽しいのでぜひ訪れてみてください。
飲泉
大浴場の入口近くには飲泉所もあります。飲泉は胃腸によいといわれているそうです。(※効果には個人差があります)
わりと飲みやすいのですが、ちょっと鉱物っぽさもある、不思議な味のお湯でした。

湯上がりのアイスキャンディー
大浴場の近くには、湯上がりにうれしいアイスキャンディーのコーナーもありました。宿泊者は無料でいただけます。(15〜21時まで)
湯上がりの火照った体を、ほどよくクールダウンできます。

気になったこと|塩素のにおい
先に少し触れたのですが、左の湯のジェットバス付近で塩素のにおいを感じたので、チェックアウトの時にスタッフさんに聞いてみたところ、温泉は消毒しているとのことでした。
これだけ広い浴場ですし、一部は循環もしているのかもしれません。(完全なる推測です)テーマパークのような広さの温泉を、源泉だけで維持するのは大変なことだと思います。
泉質にこだわりたい方は、公式サイトの温泉紹介ページで「源泉掛け流し」と記載されている浴槽に入るのが良いかもしれません。実際わたしが感覚的に好んで入っていた、右の湯の露天風呂「智者の湯」と左の湯「洞窟風呂」は源泉かけ流しマークが付いていました。(ただし、消毒をしているのかどうかは不明です。少なくとも匂いは気になりませんでした)
2泊して感じた体の変化
あくまでも個人の感想ですが、こんな変化がありました。
- 1回目の入浴から、くしゃみ・鼻水がだいぶ楽になった
- 反復浴でなお改善!
- 一方で、足の冷えはなかなか持続せず、温まってもすぐに冷えてしまった
からだが温まると体調が明らかによくなります。ただ、この時は自宅での日々の温活が不足しており、足がかなり冷えきっていたようで、温かさがなかなか続きませんでした。

冷えが強いときは、熱めのお湯や塩化物泉のほうが合うかもしれないニャ🐱毎日の習慣も大事ですニャ
食事レポート|個室でいただく、ボリューム満点の会席
夕食・朝食とも、個室の会場でいただきます。人目を気にせずゆっくり食べられるのが嬉しいです。

夕食
夕食の時間は、18:00/18:30/19:00から選べます。
1日目は19:00から。ボリューム満点でどれもおいしく、たくさんいただきました! 時間が遅かったからか、お刺身の氷がだいぶとけていたのは残念でしたが、多彩でおいしいコース料理に大満足です。


前菜やお刺身などをいただいていると、天ぷらや茶碗蒸しなどが次々に運ばれてきます。

焼き物や鍋物は自分の好きなタイミングで火をつけて食べることができます。食べるのが遅いわたしにとってはとてもありがたい。


締めのごはんとデザートまで、しっかりボリュームがありました!


お酒のメニューもたくさんあり、鳥取名物の二十世紀梨のサワーをいただきましたがおいしかったです!
2日目は温泉にたくさん入ってお腹が空くのを見越して、18:00にしてもらいました。もちろんメニューは1日目とは異なり、こちらも名物の蟹がやってきました!

せっかくなので日本酒のおすすめを聞いたところ、旅館限定の「花野」をおすすめしていただきました。辛すぎず甘すぎず、ちょうど真ん中くらいの飲みやすさ。日本食と合わせると、日本酒は進みすぎますね(笑)

朝食
朝ごはんはお腹に優しいお品書き。品数は多めですが1品ずつの量が少なく、食べやすい量です。

食べるのが遅いわたしでも30分ほどでいただけました。夕食のボリュームがあるので、これくらいがちょうどよかったと思います。
料金・予約まとめ
今回は、お部屋おまかせの1泊2食付きプランを、じゃらんから予約しました。
| プラン | 料金(目安・おひとり様) |
| 1泊2食付き(お部屋おまかせ) | 約33,000円〜(今回はじゃらんのクーポン利用で約25,000円) |
| 素泊まり | 約12,000円〜 |
※料金は2026年9月宿泊時の目安です。最新の料金・空室状況は各予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
こんな人におすすめ
おすすめしたい方
- 庭園の景色を楽しみながら、いろいろな浴槽をめぐりたい方
- 熱いお湯が苦手な方
- 歴史ある老舗旅館の雰囲気が好きな方
- 個室で落ち着いて食事をしたい方
- 特別な日などでゆっくり過ごしたい方
ほかのお宿の方が向いているかもしれない方
- 熱めのお湯が好きな方
- 温泉の鮮度にこだわりたい方
- リーズナブルに宿泊をしたい方
まとめ|景色のなかでゆっくり浸かる、回遊式露天風呂の宿
宿泊おすすめ度 ★★★★☆ 4.5
庭園をめぐる回遊式の大庭園露天風呂が楽しく、リノベーションされたお部屋も快適でとても過ごしやすい
温泉オタク度 ★★★☆☆ 3.5
貴重な弱放射能泉。消毒ありなので温泉オタク的には気になりますが、自然を感じられる回遊式の露天風呂で、転地効果を感じやすい環境
※宿泊おすすめ度=お部屋・食事・サービスなど宿としての過ごしやすさ/温泉オタク度=泉質・鮮度・温度など温泉好きにどれだけ刺さるか(どちらもわたしの主観です)
よかった点
- 庭園をめぐる回遊式大庭園露天風呂で、お気に入りの浴槽を探すのが楽しい
- 浴場が広いので、時間帯によっては浴槽を独り占めできる
- リノベーションされた広くてきれいなお部屋で快適に過ごせる
- 個室でいただくボリューム満点の夕食
気になった点
- 温泉オタクとしては、もう少し熱めのお湯が好き
- 一部の浴槽で塩素のにおいを感じた(温泉は消毒あり)
個人的には、泉質と温度の面では以前泊まった『清流荘』の方が好みでしたが、特別な日など食事や快適さにこだわって過ごしたい時には『依山楼岩崎』かな、と。
温泉の鮮度にこだわるよりも、素敵な景観のなかで、ゆっくりとお湯に浸かりたい。そんな時にぴったりの宿です。

館内や庭園がとてもきれいなので、三朝温泉の観光や滞在に適した旅館です!
おまけ|滞在中に訪れた場所
ここからは、宿のほかに滞在中に立ち寄った場所を、おまけとして紹介します。三朝温泉街や周辺の観光にお役立てください。
青山剛昌ふるさと館|到着日に寄り道
到着日、倉吉駅に向かう前に、北栄町の『青山剛昌ふるさと館』に寄り道しました。鳥取空港からは空港バスで向かえます。

建物は思ったより小さめでしたが、ARを使ったクイズなどがあって、かなり楽しめました。コナンの作品紹介というより、施設名のとおり「作者・青山剛昌先生のことを知れる場所」です。ほとんど寝ていなさそうな記述もあったりして、作品を生み出し続けてくれている漫画家さんを、あらためて尊敬しました。
なお、ふるさと館は2027年春に、現在の約3倍の広さの新施設へ移転リニューアルする予定で、記事執筆時点(2026年10月)では休館中とのこと。訪れる際は公式サイトで最新情報をご確認ください。移転が楽しみですね!
カフェ「en」+温泉街の足湯
温泉街の入り口にあるカフェ「en」さんでクルンジ(クロワッサンをプレスしてチョコをかけたお菓子)をゲット。店内で食べることもできますが足湯で食べようと思い、テイクアウトにしました。支払いにはカードやQRコード決済など、ひととおり使えます。

チョコの部分とクロワッサンのみの部分が半分ずつになっていて、どちらもおいしかったです。
ちなみに足湯のお湯は、かなり熱めなのでずっと入るのは厳しいです。出ているお湯を素手でさわると「あつっ」となるほどで、足が短時間で真っ赤になりました。無理せず入ってくださいね。
すーはー温泉|ミストサウナとの違いを確かめる
依山楼岩崎のミストサウナとの違いを確かめたくて、電話で当日予約して『すーはー温泉』(不老庵)へ。支払いはPayPayか現金のみです。
入ってみて、やっぱり違う! と実感しました。
- ミストがないので、熱い水蒸気が鼻に直撃せず、深呼吸しやすい
- 湿度は高いけれど、ミストサウナのように「水なのか汗なのか分からないビショビショ」にはならない
- からだの内側から、サラサラの汗がポツポツ、ダラダラと出てくる
温度は48℃くらいと、よくある岩盤浴と同じくらい。それなのに、短い時間でしっかり汗をかけます。からだのスッキリ感や汗の感覚は、玉川温泉の天然岩盤浴に近い印象でした。それをぎゅっと短縮した、濃厚版のような感覚です。たまりません!













